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健康豆知識

大腸がん

 日本で新たに大腸がんと診断される患者の数は年間約11万人で、高齢化と食生活の欧米化などにより年々増えており、日本人にとって最も身近ながんの1つといえます。



 大腸がんは生活習慣病の1つと考えられており、大腸がんにならないためには予防が重要です。高血圧や糖尿病、多くの生活習慣病の原因となる肥満は、大腸がんのリスクを高めることで知られています。運動は肥満の予防や解消に有効であり、大腸がんのリスクを下げるとされています。野菜や果物の摂取は、大腸がんのリスクを下げるという研究結果もあり、積極的に野菜・果物を食べることが勧められます。反対に、大腸がんのリスクを高めてしまう食品が、赤身肉(牛肉、豚肉、羊肉など)や加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)などの肉類です。



 重要なことは早期発見です。大腸がん検診では主に問診と便潜血(べんせんけつ)検査を行います。40歳以上の人は毎年受けることで、大腸がんによって死亡する確率を約60〜80l減らせるという調査報告もあります。便潜血検査で「陽性」という結果が出た場合、さらに詳しく調べるために内視鏡検査などを受けることになります。大腸がんになる人が増え始める40歳を過ぎたら、大腸がん検診を年に1度受けることをお勧めします。



 大腸がんは、早期の段階で発見できれば、高い確率で治せる病気です。「どこも悪くないから、自分には関係ない」と考えるのではなく、「どこも悪くないけれど、がんが隠れているかもしれない」という意識をもって、大腸がん検診を受けることが大切です。

 

(平成27年4月)藤村病院 藤村作


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