上尾市医師会からのお知らせ

ニキビ

 10歳ごろになると、ニキビができる子どもが増え始めます。ニキビとは毛包の病気です。毛包とは毛が生える管で、途中に皮脂をつくる脂腺がつながっており、毛穴はその出口です。ニキビは主に性ホルモンが影響していて、顔などの毛穴が詰まり、皮脂分泌が増加し、毛包の中にあるアクネ菌というニキビの原因菌が増えることで発症します。悪化してアクネ菌が増えると毛包の周囲に炎症が起こり、毛包の壁を壊したり、その周囲にも炎症が広がったりして、炎症がひいてもニキビ痕になってしまいます。
 ニキビの治療は主に塗り薬で、毛穴の詰まりを抑える薬(アダパレン・過酸化ベンゾイル)と、アクネ菌に効く化膿(かのう)止めがあります。化膿止めは長期間使用すると耐性菌(薬が効きづらい菌)が増えるおそれがあるため、炎症が改善したら毛穴の詰まりを抑える薬を継続します。腫れたり膿んだりしたニキビが多い場合は化膿止めの飲み薬も使用しますが、短期間にとどめることが望ましいです。
 治療と同時に、生活面ではバランスの良い食事を心がけ、寝不足を避けましょう。1日2回、ぬるま湯で洗顔料を使用して洗顔します。洗う時もタオルで拭く時も強くこすらないことが大切です。ヘアスタイルは、毛先がニキビの刺激にならないように注意しましょう。化粧はなるべく控えめにして、洗顔料、日焼け止め、スキンケア製品なども「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載のあるニキビができにくいとされている製品や低刺激性の製品を選ぶと良いでしょう。
 ニキビが目立つとつらいものです。ニキビ痕を増やさないためにも、早めに皮膚科を受診してみてください。